健康・医療

メンタルヘルスケアの意義とは?なぜケアする必要があるのか?

皆さん日々ストレスを感じることはありますか?
私は毎日ストレスを感じています。そのストレスはほっておくとマズイです。
メンタルヘルスケアについて、知って頂けたらと思います。

ストレスを感じている労働者の現状は?

厚生労働省が5年ごとに実施している「労働者健康状況調査」というものがあります。
これによると、仕事や就業生活に関する強い不安や悩み、ストレスがある労働者の割合は「60%」を越えております。※2012年時点です。現在は労働者健康状況調査は廃止され、労働安全衛生調査として同様の調査が行われています

ちなみに、ストレスの内容としては、男女とも以下の内容となっています。

  1. 職場の人間関係の問題
  2. 仕事の質の問題
  3. 仕事の量の問題

なお、2015年に実施された労働安全衛生調査では約。ストレスを感じている労働者は55%と、2012年より若干低下しています。

メンタルヘルスケアの重要性は?

なぜメンタルヘルスケアが重要なのか?
それは、ストレスが続くと、心身の健康障害が生じやすくなります。
どのようなことが起こるのでしょうか?以下に例を挙げておきます。

  • 作業効率の低下
  • 長期にわたる休業
  • 周囲の負担が増加
  • チーム全体の成果が落ちる
  • 職場の雰囲気や活力にも影響

心の健康問題は、大変大きな課題であり、早急に対応する必要があります。
これを受けて厚生労働省は、重点的に取り組むべきと指定していた「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」の四大疾病に「精神疾患」を加えて、五大疾病としました。とても重要であるということがわかります。

我が国の自殺者数をご存じだろうか?

1998年じ自殺者数は急増し、2011年までは30,000人を超えていました。
2012年には30,000人を下回り、27,000人となりましたが、先進国と比べるとまだまだ高い水準ということです。これを知ったとき、正直びっくりしました。1ヶ月に2500人、1日では約83人の方が自ら命を絶ったということです。

自殺する原因は様々ですが、精神面で問題を抱えている方が多いということです。
うつ病を発症し、自殺したということよく聞きますよね。他人事ではありません。現代社会では誰しもが起こりうることです。

メンタルヘルスケアの指針は?

ストレスになる要因は、個人の労働者の努力だけではどうしようもないこともあります。 よって、経営や管理監督者が対策を立てて実行する必要があります。しかし、個人にもできることは必ずあります。ストレスから守るには自分の力も必要なのです。

2006年に厚生労働省から「労働者の心の健康の保持増進のための指針」というものが発表されています。これは具体的な取り組みが4つのケアに分けられており、継続的かつ計画的に行われ、職場環境等の改善やメンタルヘルス不調への対応をする必要があります。4つのケアについては以下に挙げています。

  • セルフケア
  • ラインによるケア
  • 事業場内産業保健スタッフ等によるケア
  • 事業場外資源によるケア

実際にメンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所は?

約60%の事業所でメンタルヘルス対策を実施しています。
従業員規模が大きいところでは取り組んでいる割合が高いです。実際には以下のようなことを取り組んでいます。

  • 労働者への教育、情報提供
  • 相談体制の体制整備
  • 管理監督者への教育研修、情報提供
  • 健康診断後の保健指導におけるメンタルヘルスケアの実施
  • 労働者のストレスの状況などについての調査
  • 職場環境の評価および改善

最後に

ストレスを抱え、メンタルがやられると様々な問題が起きます。
最悪の場合は「死」に至るケースもあり、非常に深刻な問題です。

メンタルヘルスケアは、そのようなことを少しでもなくすために、労働者一人ひとりが実施しなくてはならないものだと思います。取り返しがつかなくなる前に、一度考えていただきたいと思います。