健康・医療

虫歯?頭痛?肩こり?ホントは怖い「歯ぎしり・食いしばり」の話

皆さん「歯」大事にしていますか?意識している方、少ないのではないでしょうか。
私はあまり意識できていないのですが、先日「舌にできる舌炎」で歯医者に行った時に「歯ぎしりや食いしばり」が関係あるかもしれないと言われました。

歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎に非常に大きな負担がかかるため、いろいろな症状が現れるということです。一生使う「」大切にして下さい。

「歯ぎしり・食いしばり」とは

歯ぎしりとは、歯と歯が擦れて音を立てることをいいます。旦那が「睡眠中に歯ぎしりがうるさくて…眠れない」という話をよく聞きますよね。食いしばりは、上下の歯を合わせて噛みしめることです。これらは別名「ブラキシズム(口腔内悪習慣)」と呼ばれています。

本来、人間の上下の歯が接触するのは「ものを噛む時と飲みこむ時だけ」ということです。それ以外は接触する必要がありません。無意識のうちに上下の歯を噛みしめていないか注意してください。

こんな症状はありませんか?

ブラキシズムは無意識にしていることが大半です。
次のような症状はありませんか?知らず知らずのうちに歯が摩擦し続けているかもしれません。

  • 頭痛が頻繁に起こる
  • 起きた時、首筋や肩が凝っている感じがする
  • 歯が細くなったような気がする
  • 奥歯で噛むと瞬間的に痛むことがある
  • 歯と歯ぐきの境い目が削れている
  • 下顎の骨がゴツゴツしている
  • 顎を開けるときに痛みを感じる
  • 顎周りの筋肉が緊張している
  • ふと気づくと歯を噛みしめていることがある

どのような事が起こるのか?

顎関節症

顎関節症とは顎の痛みや口が開けずらいなど、「顎関節の周辺に何らかの異常」をまとめてそう呼んでいます。20代~30代の女性に多く、重度になると手術をしたり、生活が困難になることも。ブラキシズムは顎に凄い力が加わるので注意が必要です。

知覚過敏

知覚過敏は冷たい食べ物を食べた時や飲み物を飲んだ時、甘い物を食べた時などに歯に痛みを感じます。ブラキシズムは歯の表面のエナメル質をはがし、その中にある「象牙質(ぞうげしつ)」という硬組織を露出させます。象牙質が擦れたり、熱い物が触れると内部の神経に伝達され痛みが生じます。知覚過敏が軽減すると歯の寿命が格段に延びるという報告があります。

頭痛や肩こり

歯に力が入りすぎるため、顎周りや首、肩などの筋肉が異常に緊張します。すると血行が悪くなり、慢性的な症状が現れます。ひどくなると腕にまで症状が出ることもあります。パソコンをお仕事にされている方も同じような症状があるので注意が必要です。

全身の倦怠感・だるさ

ひどい方は全身に力を入れて寝ている場合があります。リラックスするはずの睡眠が逆に倦怠感やだるさを生み出している可能性があります。

顔の変形

顔の周りの筋肉が異常に発達することで顔が変形してしまうことがあります。特に「片側だけ食いしばりが激しい人」は要注意です。左右で顔のバランスが崩れます。食事の際に片側で噛む人も注意して欲しいです。

防ぐにはどうすればよいか?

知ることで意識する

集中している時などに無意識でしていることが多いので自覚している人が少ないと思います。まずは「不要な歯ぎしりや食いしばりをしていないか知る」ことです。そしてふとした時に力が入っていないか思い出し、口周りをリラックスさせることです。私はこれが「一番大事」だと思っています。

感覚を覚える

唇を閉じて、上下の歯を離し、頬の筋肉の力を抜く。「唇を閉じて歯を離す感覚」を覚えて下さい。それにより顎の関節と口まわりの筋肉が非常にリラックスし、緊張やこわばりから解放されます。無意識にその感覚になれれば常日頃から意識する必要はないと思います。

ストレスを溜めない

ブラキシズムはストレスによって起こることがあります。4月~6月は環境が変わることでストレスが溜まりやすいです。できるだけストレスを溜めないように、日頃から発散するようにしましょう。

ナイトガード(マウスピース)の使用

寝ている時に「歯ぎしり」をする人も多いと思います。歯ぎしりを無くすことは難しいですが、ナイトガードを使用することで症状の軽減には非常に有効です。

最後に

舌の同じ場所に舌炎が繰り返し起こるので歯医者に行きました。すると、歯ぎしりや食いしばりによって「歯が舌に当たってるのではないか」と言われました。全く意識したことがなかったので正直ビックリしました。
歯は何回も生えてきません。最後まで自分の歯で美味しい物を食べたいと思います。皆さんも常日頃から意識して「歯」を大切にして下さい。